福井県出身者や福井県在住の人が知っているようで知らない福井県の豆知識も五回目を数えます。今回は「知っているようで知らない福井のデータ」をテーマに、福井県の名前の由来や人口など、福井県の知っておきたい情報をご紹介します。
福井県の県花や鳥などは、過去記事でご紹介しています。まずは1回目から4回目の記事をチェックしてから、この5回目の記事を読んでくださいね。その方が順を追って福井県の豆知識を理解できるのでおすすめです。
それでは、知っているようで知らない福井のデータを見てみましょう。
福井県の名前の由来
福井県の名前の由来には3つの説があります。
ひとつは、お城の側の井戸や川が由来だったのではないかという説。
福井のお城の側には「福の井」という井戸がありました。城下を流れる川を井戸にちなむようなかたちで、「福の川」としたのだとか。お城や川から福井という名前を使ったのではという説があるようです。
福井の湧水を「ふくいのおいしい水」などと認定していることを考えると、川や井戸といった水に関係するものが県名に影響するのもあり得そうですね。
ふたつ目は、よく水が湧き出るところという意味で「ふくい」と使っており、そのまま福井という県名に使ったのではないかという説があります。
また、みっつ目は、「北ノ庄」を変えて最終的に「福井」になったのではないかという説です。
ときの藩主が「北ノ庄の『北』は敗北の北だから縁起が悪い」として、もっと別の縁起の良い名前を使おうという話になったそうです。
縁起の良い名前として「北ノ庄」を「福の居る場所」という意味で「福居」に変え、この福居が現在の「福井」に変化したという説になります。これも面白い説です。
福井の名前の由来を見ていくと、「幸福」や「水」に関係した説が多いようですね。
福井県の人口
福井県の人口は令和2年8月1日時点で763,487人となっています。男性の数が約37万人で、女性の数が約39万人です。男性の人口より女性の人口の方が多い県が福井になります。
47都道府県の人口ランキングでいくと、福井県の人口は47都道府県中43位。都道府県の中では人口の少ない県になっています。
世帯数は約29万世帯となっています。福井県のデータを見てみると、世帯数自体は増えているようですね。約190世帯の増となっています。
福井県の面積
福井県の面積は約4,190㎢となっています。47都道府県の中では34番目の面積です。
日本地図で見ると広々とした県に見えますが、47都道府県で比較すると、意外と面積が小さめの県に振り分けられるようです。
福井県の幸福度ランキング
定期的に発表されている幸福度ランキング。福井は幸福度ランキングの高い県として有名です。
2020年の幸福度ランキングでは、47都道府県中1位!
幸福度ランキング4回連続の第1位となりました。豊かな自然や美味しい食べ物など、福井は魅力あふれる都道府県ですよね。分野別では、仕事や教育、生活などの点で「福井は幸福だな」と思っている人が多いという集計結果でした。
福井は2012年の幸福度ランキングから、毎回ベスト3入りしています。
2012年が第3位、2014年~2020年に行われた4回の幸福度ランキングでは、すべて47都道府県中第1位という結果でした。
福井の地名は「福の居」から転じて福井になったのではないか説を考えると、幸福度ランキングで上位に入るのも納得です。
福井の他には東京都や長野県、富山県などがベスト3入りの常連となっています。
さいごに
福井県の名前の由来や人口など、福井にまつわるデータをご紹介しました。
自分の県について「名前の由来は?」「人口はどのくらいなの?」と尋ねられても意外と知らないもの。他県の人と話すときや飲み会などで豆知識が大活躍するはずです。
今後も福井の面白いネタをご紹介します。お楽しみに!
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