地方にはいろいろな地ビールがあります。
前回は福井で製造している蜜柑の地ビールをご紹介しましたが、今回も引き続き福井のちょっと変わった地ビールをご紹介します。
福井のちょっと変わった面白い地ビールとは、味噌を使っているビール。
その名も「米五みそ 味噌麦酒」。
ビールを飲みながら味噌味の料理を食べるのは理解できますが、ビールに味噌はちょっと想像がつきませんよね。
福井が誇るオモシロ美味しい味噌のビールについて、味や色、情報をまとめました。
福井の「米五みそ 味噌麦酒」とは?
福井の「米五みそ 味噌麦酒」とは、味噌を原料のひとつにして造られるビールのことです。
地ビールにはちょっと変わった素材を使っているケースがあるのですが、味噌というのも面白いですよね。
しかもこの福井の味噌ビール、永平寺御用達の「米五みそ」を使っています。
何でも、ビールを製造するときに五米みそをドボーンと入れてしまうのだとか。
ビール造りですが味噌汁みたいですよね。実際に造り手も「味噌汁」と表現しています。
永平寺といえば、福井県にある日本の曹洞宗の中心寺院のひとつ。歴史のある寺院です。
永平寺といえばごま豆腐なども有名で、福井のグルメのひとつになっていますよね。
米五みそは、そんな永平寺の御用達味噌です。
五米みそは昔ながらの伝統と歴史、製法を守り、大量生産しない味噌になっています。
味噌は蔵によっても風味が変わるといわれます。五米みそはまろやかで風味の良いところが特徴です。
蔵が培った歴史がそのまま味噌の味になっている印象ですね。
五米みそも通販で買えますので、ぜひお試しください!
米五みそ 味噌麦酒は、落ち込む味噌の消費量を拡大することも製造の目的のひとつにしています。
味噌のビールだけに、五米みそで作った煮込みなどを肴に飲むと、味噌の消費量も応援でき、美味しい思いもできて、一石二鳥かもしれないですね。
福井の「米五みそ 味噌麦酒」の味や色は?
米五みそ 味噌麦酒の味は「あれ、味噌?」と思ってしまうようなフルーティさがあります。
しかし、やはり味噌のビール。ごくんと飲み込んだ後に口の中に味噌のような風味が微かに残ります。
また、ビールの味には深みがあり、どこか舌に優しい感じがありますね。
味噌はまろやかな調味料。味噌煮込みや味噌汁は優しい家庭や居酒屋の味という印象があるのではないでしょうか。
米五みそ 味噌麦酒もピリリとした刺激よりまろやかさが感じられました。
味噌の風味が前面に強烈に出ていなくても、味に包み込むような柔らかさがある。米五みそ 味噌麦酒はそんなビールです。
色は市販のビールが黄金であれば、米五みそ 味噌麦酒はやや深い色合いかもしれません。
味噌煮込みと並べてしまいたくなるビールですね。市販の黄金のビールと並べてみても面白いですよ。
福井の「米五みそ 味噌麦酒」はどこで買えるの?
米五みそ 味噌麦酒は2018年に1,200本限定で製造されました。
販売状況によって再販すると報じられていましたが、現在は人気に支えられて普通に買えるようになっています。
福井の伝統の味である五米みそとビールの夢のコラボ。前回の福井の蜜柑ビールとあわせて贈答にもおすすめです。
地ビール好きの方やちょっとした年末の挨拶などに活用してみてはいかがでしょう。
もちろん、年末年始の自分用ビールとしてもおすすめです。
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