福井県の年間「雨の日の日数」は?台風の数など、福井の気候を調査

夏になると日本全国で猛暑や豪雨、台風などが報じられています。福井も暑い日が続いたと思えば雨で、雷などの注意報も出ているなど不安定な天気が続いている状態です。

そこで今回は、福井の天気に注目してみたいと思います。福井の雨の日はどれくらいなのか、平均的にどのくらい台風が来るのかなどを調査してみました。

福井は年間どれくらい雨の日があるのか

まず、福井県には年間どれだけ雨の日があるのかです。

福井県の年間の雨の日の日数は169日ほど。日本の中では秋田県、新潟県、福井県の3つの県が年間の雨の日の日数が多い県になっています。共通点は米どころ、酒どころでしょうか。次いで、富山県や石川県などが年間の雨の日の日数が多い県といわれています。

福井県の年間降水量は2,400mmほどです。年によって差はありますが、比較的雨の多い県であると言えるのではないでしょうか。

なお、降水量と雨の日数は異なります。雨の日数が多い県=降水量の多い県というわけではありません。しとしとと小降りの多い県と一気に滝のような雨の多い県では違ってきます。

年間降水量の多い県としては高知県や鹿児島県などがあり、高知県などは福井より1,000mmも多く降ることもあるようです。

参考サイト:http://grading.jpn.org/SRB02303.html

福井にはどれくらいの台風が上陸するのか

過去に福井に上陸した台風はほとんどありません。台風の上陸数としては高知県や鹿児島県、北海道などが多いと言われています。確かに鹿児島県などはよく台風関係の被害が報道されていますよね。しかし、ここで「あれ?」と思いませんか。

福井には今まで何度も台風被害が出ています。1950年代には何度も浸水や水害の台風被害が出ていますし、1998年には台風7号による被害が出ているはずです。2004年にも台風による水害が起きています。

こうやって見て見ると、福井でも頻繁に台風被害が起きていることがわかるはずです。それなのに上陸数が少ないのは「どうして?」と思いますよね。

答えはあくまで上陸数だから。福井自体に上陸することは稀ですが、福井を台風が通過することはよくあります。そのため、上陸ではなく通過によって被害が出ているわけです。

福井は自然災害の被害額が少ない県

福井にも台風や豪雨などの被害が出ていますが、県別の被害額で見ると全国的にはワーストの方です。

総務省消防庁は毎年それぞれの県の災害による被害額を計算しています。2011年~2015年の被害額を比較してみると、すべての県で最も被害額が大きかったのは宮城県の約3兆8,000億円です。2011年は東北の震災があったため、特に被害額が大きくなっています。次いで岩手県や福島県が続きます。

参考サイト:https://weathernews.jp/s/topics/201802/230035/

対して被害額が少なかったのは大阪府や鳥取県、東京都、福井県などです。最も被害額が少なかったのは大阪府の16億円。次が鳥取県の38億円で、東京都の51億円と続きます。

東京都などはテレビで大々的に被害が報じられるためかなり被害が出ている印象があります。他県で放映されるニュース番組の中でも東京の公共交通機関のマヒがよく取り上げられます。日本の首都なので東京の被害は大きなニュースになる傾向があるのですが、被害額としてはワーストの方に入っている状況です。

福井も災害の被害額は小さく、71億円となっています。下から数えて6位です。

しかし、近年では大雪の影響もあるので順位は変わっているかも。
大変でしたよね…。

「福井はどうなの?」と調べてみましたが、「雨は多い。台風上陸数は少ないが通過により被害が出ている」「災害被害額は全国的に見て少ない」という結果でした。意外な結果ではないでしょうか。

福井の天気の話題になったら、思い出したり、ちょっと考えたりしたい情報ですね。

 

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