紙の神の山でプチ登山したら天狗の○○に遭遇【上宮本社(奥の院)】

 

皆さんには悩み事はありますか?

 

自分はあります、最近、人間関係においてのストレスが半端ないんです。
しかし悩みの本質はそこではなく、具体的な実害……

 

 

「髪の毛が抜けまくる」

 

 

事、一人で悩んでは一本抜け、行動して失敗して二本抜け、布団の中でふさぎ込んで三本抜け、を繰り返していたので、友人に相談したところ、「パワースポットへのお誘い」を受けました。

 

 

パ、パワースポット?受験の前日にカツ丼食べることさえも「そんなこと準備ができていないやつがすがる弱者の思考」と一蹴するくらい、人生で何か願を担ぐといったことをしたことありません。

 

しかし、長い友と書いて「髪」の為、自分の為でなく、友の為にはそんなことは言ってられないと自分を戒め足を運んできました、人生初のパワースポットに。

 

しかも、「カミの神様」が祭られている神社らしい、これは運命、パワースポットでストレスをなくして友との別れを防ぐぞ!!

施設情報

施設名 大瀧神社・岡太神社
住所 〒915-0234
福井県越前市大滝町13-1
連絡先 0778-42-1151
HP 越前市観光サイト:http://welcome-echizenshi.jp/tourism_detail/okamoto-ootaki/

 

道路をまたぐ大きな鳥居をくぐり到着、「大瀧神社・岡太神社」なんで分かれてんだろ?

 

 

明智光秀に縁がある神社らしい、というか、大河ドラマになるのここで知った。

 

 

厳かな水飲み場、RPGのセーブポイントみたいなかがり火台もある。

 

水飲み場の横のカラフルなお手拭?たぶん違う。

 

 

 

自分は神社が好きかどうかはわからん、けど、コケは好き、コケのように生きたいって思う時がある、人間だもの。

 

 

1843年に建てられて、重要文化財になってる神社に参拝。長い友との別れが来ませんように。髪の神よ!頼む!賽銭奮発するから!

 

なにかが封印されてそうな岩。

 

 

 

雰囲気がすごくいい、癒やされる。晴天だったのも相まって神々しい雰囲気。すてき。

 

雑だけどかわいい、なんの魚?

見たらわかる、古い絵やん。

 

 

 

朱印の販売もある。

 

願いごとを書く絵馬もあった、越前和紙を使った頑丈そうなもので、いろいろ書かれていた、人の願い事を見るのって、ワクワクするけどちょっと恥ずかしくもある。

 

「日本でここだけ紙の神様へ祈願」との事、福井唯一のものがあるなんて全然知らんだ~。恥ずかしい。

 

 

の神様」か……

 

 

「紙の神」?

 

 

 

 

 

 

の神」じゃなくて「の神」かい!!!!

 

おいおいおいおい!!!賽銭返さんかい!!!

 

 

なんの為に人生初のパワースポット来たんだよ…髪の為だよ!バカにしやがって……友達はそこんとこわかってて誘ったのか……許すまじ………

 

 

 

 

友達「実は目的のパワースポットはここではないです」

 

??

 

友達「これから山に登ります

 

???

 

友達「ここではなく、山頂のスポット、上宮本社(奥の院)がパワースポットです」

 

 

どゆこと?

 

 

 

施設情報

施設名 上宮本社(奥の院)
住所 〒915-0234
福井県越前市大滝町
連絡先 なし
注意

片道20弱の登山道ですが、この期間は足元に大量の落ち葉が落ちており、すべりなどが起きやすいので注意。
通常、二月は雪で登れる状態ではないが、暖冬の為登山ができただけ、雪の溶けた季節での参拝が望ましい。
また、この時期だと熊等の野生動物の遭遇も考えられるので、近寄らないように鈴など音の出るものの準備は必須。


上宮本社(奥の院)のGoogleマップの表示が山中温泉よりも山の中で笑う。

 

 

 

大瀧神社・岡太神社の奥の駐車場。

その先にある脇道を入っていくと登山口。

大体1キロくらい登るらしい。

この先を上っていく。

登山補助用のノルディック、こないだ見た千鳥食堂のノルディックじじい爆笑した

 

コンクリートがコケだらけ……本当に登って行って大丈夫?

一応足場はあるけど、落ち葉だらけで気を抜いたらズルッと行きそう。

数分すると高台が。

一望、とまでは言えないけどなかなかの景色、もっと上の開けた場所が楽しみ。

体力がなくてきっついけど、森のなかっていいよね。具体的に言うと、幸せ成分セロトニン、そしてオキシトシンが分泌されるわ~。最近ドーパミンしか求めていなかったので癒やされる…

数分たって鳥居が、やっと半分くらい。

分かれ道、看板によると、子どもの教育的な野外活動的ななにかが設置されているらしい。奥に人工的な木の建造物が見える。

ルートを確認しに行くも落ち葉で道がほぼほぼふさがれていた、獣道。

なんだろう?これ?

ワイヤーが張ってある…?

昔はここをスライダーでおりていく的なものがあったとか?急斜面の超スリリングスライダーだったのかな…それとも支えている木が桜の木で、支えているものだとか?どちらにしろ、こういったなんで作られたのかわからないもの見つけるのって楽しい。

※注意※

看板の所まで戻ろうとしたら、道がほぼほぼなく、戻るまでむちゃくちゃ時間かかったので、自然に対して好奇心は危険。

すごいひらけてきた、どちゃくそ景色いい。

それにしても今年は異常気象、雪が見えなさすぎ、だから積もっている雪見れただけでもよかった。

あっ、建物見えてきた。

 

ついた……

大体30分くらいだったけど、寄り道しなければ20分くらいで登れるかんじ。

 

 

 


ん?

 

なんかむちゃくちゃ視線を感じる……

 

 

なんだ?…

 

 




なんだあれ……

 

 

 


ひぇっ!!!!

 

てっ、天狗の仮面……?

鬼滅の刃に出てくる刀鍛冶がつけてる仮面の五倍くらい怖い…

 


いろいろな資材が置いてある、ここはなんなんだ?

 

あとで山を降りた時に現地の人に聞いたんですが、本堂の横に祭られている神輿を五月や正月に山頂まで運んぶ催事があるらしい。その催事用の資材。

りっぱな神輿、あと、奥の天狗のお面テカテカしてる。

 

【神と紙のまつり】5月2日~5日

https://www.washi.jp/history/1300maturi.html

 

超かっこいい、この山道を神輿担いで登り降りするなんて、気合と歴史がすごい。ぜひ見に行こう。そして、物置にあった天狗の仮面がどういう使われ方するのかがすごくキニナル。

 


上宮本社(奥の院)岡本神社本殿。

この看板を見てビビったのが、8/13日の自分の誕生日と1日違いで文化財に指定されてる、しかも生まれ年と同じ年に。上宮本社(奥の院)は縁がある場所な気がしてきた。

 

縄が切れてるけど、なんかの封印解かれてたりしない?大丈夫?

ほんまもんの篝火、かっこいい、戦じゃ~って言いたくなる。

 

お寺は雪対策の為シートで囲われていました。残念。手だけ合わせる。

太陽が出てきて、木の上から落ちる雪の音がすごくよかった。

 

今まで「パワースポットw」
と斜に構えてみていた自分ですが、この上宮本社(奥の院)はすごいいいな~と素直に思えた。


パワースポットに限らず、天狗に対しても「天狗って昔の人が、漂流して日本に流れついた鼻の高い外国人を勘違いしていただけでしょw」

と思っているくらい、リアリスト、違う言い方をすると、斜に構えたただのひねくれ者。
スピリチュアル的なことを信じてこなかった人間でした。
そんな自分でも、「なんかここ感じるわ……」ってなったところが2カ所ありました。




1か所目が、ここ、ただの広場に見えますが、昔、神輿と観音様を祭った建物があった跡地
ほかの足場と違い、一枚岩になっており、なんかパワーっぽいものを感じずにはいれませんでした。


2カ所目がここ、湧水。透き通りすぎ、おごそかすぎ。昔の人もここで水分補給していたんだろうなと考えると、なんかすごい。

 

ここにもカラフルなお手拭?あった、いやいや手はふけないって。むっちゃおしてくるな。

何かの力で時空がゆがんだんではなく、ただの手振れの写真。

 

 

 

 

 

これも降りてから知ったんだけど、今回足を運んだ上宮本社(奥の院)。その先に、むちゃくちゃでかい大杉があるらしい、次回はそこまで登ってみようと思う。

 

 

いろんな縁と、なんかを感じながら下山。これがパワースポットってやつか…

 

と思いながら、再来を誓いつつ帰宅。

 

長い友、髪との別れは、神頼みでなくスカルプD頼みで行こうと思います。

この記事をシェアする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA