日本酒好きからの反響がすごかった福井県の昆布リキュール「昆布海道 ふくい 澪曳(みおひき)」を飲んでみた

こんにちは、ナオヤ(@tsubota708)です。

少し前になりますが、年末年始は贈答シーズン。フクブロ編集部は県外で協力していただいている方に福井県の特産品などを送ったりもしています。

フクブロ編集部から送った福井県の特産品の中から「クセになる!」「これは・・・いいダシ」と反響があった特産品をご紹介します。

福井県外の日本酒好きへの贈答品にして特に反響があったお酒。「昆布海道 ふくい 澪曳(昆布リキュール)」を、実際に飲んでみました。

福井県の「昆布海道 ふくい 澪曳(昆布リキュール)」ってなに?

フクブロ編集部で購入して他県在住の関係各所に送った特産品のひとつ。ダシ昆布を使って作ったリキュールが「昆布リキュール」こと、「昆布海道 ふくい 澪曳」です。

日本海を思わせるような深い青色のボトルが、スマートで神秘的な印象ではないでしょうか。送った方に聞いてみたんですが、最初に見たときは「普通の日本酒だと思った」とのこと。確かに、ボトルやラベルのデザインだけ見ると、日本酒っぽいですよね。

しかし、「昆布海道 ふくい 澪曳」は、ダシがしっかり利いた、ちょっと変わったリキュールです。実飲の感想は記事の後半でお伝えするとして、まずは「昆布海道 ふくい 澪曳」がどのようなお酒なのか、カンタンにご紹介しておきます。

「昆布海道 ふくい 澪曳(みおひき)」は、福井県の株式会社ウタが販売しています。

使っているのは、「昆布リキュール」の通称から分かる通り、昆布。使われている昆布は福井市の奥井海生堂の蔵囲昆布で、使っている日本酒は「雪きらら」「智慧の水」などで知られる、畠山酒造の純米酒。そこに、甘味をつけるために、氷砂糖を少々加えています。要するに、ダシ昆布と純米酒、氷砂糖で造った昆布風味のリキュールですね。

昆布と日本酒のマッチングでリキュールを造る。ちょっとびっくりするような発想です。変わったお酒として、県内外の人が注目するリキュールが、福井県の「昆布海道 ふくい 澪曳」になります。

時期にもよりますが、お土産や贈り物としてはお手頃価格ではないでしょうか。

福井県の酒事情と昆布との関係

福井県はもともと日本酒で有名な県です。福井県の名手として名高いのは、何といっても「梵」。梵シリーズは福井県の加藤吉平商店が作っている日本酒で、世界103カ国で愛飲されている日本酒でもあります。

加藤吉平商店のホームページにも掲載されていますが、令和元年10月22日「即位礼正殿の儀」に、海外からの報道陣にも配られました。華々しい受賞歴があり、国賓にふるまわれる日本酒として知られる「日本の翼」も、梵シリーズの1本です。

福井県外の人に日本酒を送るとき「とりあえず、梵を送ろう」と考える県民は多いのではないでしょうか。

福井県には他にも、一本義久保本店の「一本義」や黒龍酒造の「黒龍」などがあります。これらの銘柄も、福井県外の人に贈るとすごく喜ばれますよね。福井県外ではプレミアがついていたり、手に入り難かったりもしますから。福井県の日本酒事情は、他県から「ちょっと羨ましいよね」と言われることも。

昆布は、福井県が北前船の航路であったことと関係すると言われています。昆布は北海道から北前船などの船で福井県まで運ばれ、福井県から天下の台所である大阪まで運んだのだとか。福井県敦賀市に「敦賀昆布館」という施設があるのは、福井県が北海道と関西地方の「昆布の通り道」的な存在だったからですね。福井県のご当地キャラに「こんぶくん」なんかもいますよね。

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日本酒も昆布も、どちらも福井県には「縁の深いもの」という関係があるのです。「昆布海道 ふくい 澪曳」は、縁深い2つのものをマッチングした結果として誕生した福井県の新しい特産品になります。特産品としての歴史は新しめですが、福井県という土地の歴史はしっかり背負っているのです。

日本酒処はリキュール処でもある

日本酒処はリキュール処でもあります。日本酒で有名な県は、地元の食を利用したリキュール類をよく出しています。福井県にも、他にいろいろなリキュールがありますよ。

度数の強いショットで美味しい「キーズアンドブリックス プレミアム アイスショット」などは、酒好きの間でも話題になりました。

このお酒はウォッカで度数30超えなのですが、区分上はリキュールです。姉妹品である「キーズアンドブリックス プレミアム アイスショット レモン」などは、口に含んだときの果実の香味が癖になるお酒として、「あのお酒はいいね」と福井県外の人に言われることがあります。

日本酒処はリキュール処でもある。この原則は、福井県にも当てはまります。福井県は昆布リキュールをはじめとして、いろいろなリキュールも出しています。今回の記事では、あまりリキュールや日本酒の個別銘柄には踏み込みませんが、いずれ他の銘柄も実飲して感想をお届けできればと思います。

日本酒好きの反響が大きかった「昆布海道 ふくい 澪曳」を実飲してみた

この昆布リキュール、とてもダシだ。

フクブロ編集部関係者(他県在住、日本酒好き)から「本当にダシだから。いいから編集部でも飲んでみて」とすすめられ、福井県の特産品ということでもあったため、フクブロ編集部の有志を募って「昆布海道 ふくい 澪曳」を実飲することにしました。

実際に飲んだ日本酒好きからは「商品ページには冷やしてとあったけど、ぬるま湯割りがおすすめ」とのこと。なので、「冷やして飲む」「ぬるま湯割り」の2つの方法で飲むことにしました。

冷やして飲む

「昆布海道 ふくい 澪曳」の商品ページですすめられている飲み方です。冷蔵庫で「昆布海道 ふくい 澪曳」をキンと冷やし、グラスも氷水などで冷やしてみました。

「何か肴を用意した方がいいのだろうか?」と思いましたが、今回は刺身をつまみにいただきました。

グラスに注ぐと、液体は黄色系。「緑茶を薄めた感じの色」「よくダシをとった昆布ダシの色」という感じでしょうか。確かに、冷茶の色に似ていますね。

「あ、これは……昆布ダシですね。甘さのある昆布ダシ。冷たくすると、甘さが強い感じがします。昆布系の駄菓子が好きな人は好きかも。おダシ系甘いお酒って感じ」

日本酒と昆布はもともと相性が良いもの。昆布でとったおダシだけを飲むこともありますよね。そこにお酒のツンとした感じと、氷砂糖による甘さを足したような感じだそうです。

ぬるま湯割り

次に「昆布海道 ふくい 澪曳」のぬるま湯割りです。

お薬を飲むときみたいな白湯を準備して、リキュールを入れ、そこにぬるま湯を投入。お酒好きに怒られそうな適当さですが、そこは見なかったことにしてください・・・。

「合いますね!熱いお湯だと『何かが違う』となりそうですけど、ぬるま湯だと甘さも丸くなるし、おダシ感もあります。冬はいいかも」

ぬるま湯割りの方が好み。甘いお酒が好みかどうかや、おダシに対する固定概念なども関係してきそうですね。

いずれにしろ、面白いリキュールでした。「昆布海道 ふくい 澪曳」、ぜひ福井県外の贈答にチョイスしてみてください。

お酒好きから思わぬ反響が飛び出すかも?

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