美術館に足を運んでみませんか。日常にふっと疲れたときや仕事で息詰まったときは、美術館は良い刺激になるはずです。
基本的に福井の情報を中心に書いているフクブロですが、近県情報もちょっとご紹介ということで、今回の記事では石川県のおすすめ美術館をご紹介します。
福井県の美術館まとめもありますので、こちらも見てみてください。
目次
石川県のおすすめ美術館
コンセプトが面白い美術館や足を運びやすい美術館を7つ厳選しました。
おすすめ①石川県立美術館
石川県立美術館は石川県の美術品を中心に展示している美術館です。美術館にもいろいろなタイプがありますが、石川県に足を運んで「ご当地の美術品が見たい」という場合は石川県立美術館がおすすめです。石川県にお住いの人も、地元の美術品を鑑賞したいなら、まずはこちらの美術館に足を運んでみてはいかがでしょう。
石川県立美術館の旧名称、石川県美術館と言います。地方の美術館の中でも早い時期に建設された歴史のある美術館です。現在は旧美術館から場所を移し、石川県立美術館として、加賀藩前田家の美術品から絵画、彫刻、九谷の名品など、さまざまな美術品を展示しています。
美術館内にはそれこそ芸術品のようなケースを出しているカフェもあり、美術品を鑑賞した後に美術館内のカフェでほっと一息つくコースもおすすめです。
住所 | 石川県金沢市出羽町2-1 |
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開館時間 | 午前9時30分から午後18時(入場は午後17時30分まで) |
休館日 | 年末年始(臨時休館あり) |
HP | https://www.ishibi.pref.ishikawa.jp/ |
おすすめ②金沢21世紀美術館
金沢21世紀美術館は近代美術を展示している美術館です。収蔵されているのは1900年以降の作品や1980年以降に作られた新しい価値観を提案する作品、地元作家の作品などです。
この美術館の面白いところは、建物がガラスばりの円形になっているところ。建物のどの方向からも入場でき、足を踏み入れるとすべての物が正面に見えるという設計になっています。展示品も楽しみのひとつですが、面白い設計になっている美術館も見どころのひとつです。
金沢21世紀美術館には展示ゾーンと交流ゾーンがあります。この他に、見る人同士の感覚を利用した面白い恒久展示などもあります。
住所 | 石川県金沢市広坂1-2-1 |
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開館時間 | 午前10時から午後18時(金曜日と土曜日は午後20時まで)、交流ゾーンは午前9時から午後22時 |
休館日 | 月曜日と年末年始、交流ゾーンは年末年始(ただし別途休室日あり) |
HP | https://www.kanazawa21.jp/ |
おすすめ③金沢市立中村記念美術館
金沢市立中村記念美術館は茶道具を中心に展示している美術館です。
金沢市立中村記念美術館は実業家であり茶人でもある中村栄俊氏の記念館が前身になっています。茶人の中村栄俊氏は茶道具を収集していましたが、戦後「今後日本はさらに文化的にも発展しなければ」という思いでさらに熱心に茶道具を収集することになります。また、収集した茶道具など美術的価値のあるものを「ひとりの宝ではなくすべての人の宝」として財団を設立、やがて今日のような美術館になりました。
金沢市立中村記念美術館では茶道具の展示の他、特別企画展なども行われています。また、茶室もあり、ゆったりとした環境で茶道・文化・美術品に触れることが可能です。
住所 | 石川県金沢市本多町3-2-29 |
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開館時間 | 9時30分~17時00分(受付16時30分まで) |
休館日 | 月曜日 |
HP | https://www.kanazawa-museum.jp/nakamura/index.html |
おすすめ④加賀市美術館
加賀市美術館は加賀の文化や美術品を展示しています。屏風や絵画、彫刻など幅広い美術品を展示しているので、特定の分野を見たいのではなく、いろいろな展示を見たいという方にはおすすめの美術館です。
他、加賀市美術館には、加賀友禅や九谷焼などの展示や、地元作家の作品展示などもあります。美術館のホームページでは地元作家の展示など、名品の紹介がありますので、ぜひチェックしてみてください。気になる作品があれば足を運んでみると良いでしょう。
JR加賀温泉駅から徒歩2分という足を運びやすい立地です。仕事の合間にふっと時間ができたときに、息抜きに便利ではないでしょうか。
住所 | 石川県加賀市作見町リ1番地4 |
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開館時間 | 午前10時から午後18時 |
休館日 | 火曜休館 |
HP | https://kagabi.kagashi-ss.com/ |
おすすめ⑤石川県九谷焼美術館
石川県九谷焼美術館は石川県発祥の九谷焼に特化した美術館・研究機関です。
九谷焼の特徴は鮮やかな色づかい。赤・青・黄・紺青・紫を基調とした華やかな絵が描かれた焼き物が九谷焼で、日本だけでなく海外でも人気があります。その歴史や人気から美術的価値の高い焼き物としても知られているのが九谷焼です。その歴史は江戸初期に遡るのだとか。
石川県九谷焼美術館は主に1階に九谷焼が展示されており、使われている色や技法、構図などによって展示が分けられています。中には目を見張るような名品や企画展示なども。2階には現代作家の作品を展示するスペースや、素敵なカップでお茶が楽しめるカフェなどもあります。
石川県の伝統工芸である九谷焼をじっくりと堪能できる美術館です。
住所 | 石川県加賀市大聖寺地方町1-10-13 |
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開館時間 | 午前9時から午後17時 |
休館日 | 月曜休館 |
HP | http://www.kutani-mus.jp/ja/ |
おすすめ⑥石川県能登島ガラス美術館
石川県九谷焼美術館が九谷焼に特化した美術館なら、石川県能登島ガラス美術館はガラス工芸品に特化した美術館です。
石川県能登島ガラス美術館には世界各国から集められたガラス作品が展示されています。展示されているガラス工芸品の数々は造形も美しいですが、光にきらりと輝くさまは思わず心が躍ってしまうことでしょう。
石川県能登島ガラス美術館ではテーマに基づいたガラス工芸品の企画展示や、ガラスのワークショップなども行っています。
美術館の外にはガラスを使った庭園などもあり、四季折々、天候、時刻によって表情を変えるガラスと自然のコントラストを楽しめる仕組みです。美術館内部を見て美しい、外を歩いて美しい。そんな、目いっぱいガラスの美しさを楽しめる美術館が石川県能登島ガラス美術館です。
住所 | 石川県七尾市能登島向田町125-10 |
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開館時間 | 4月~11月は午前9時から午後17時、12月~3月は午前9時から午後16時30分 |
休館日 | 3火曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始、臨時休館あり |
HP | https://nanao-af.jp/glass/ |
おすすめ⑦山中片岡鶴太郎工藝館
山中片岡鶴太郎工藝館は登録有形文化財に指定されるレトロな建物の美術工芸喫茶店です。
片岡鶴太郎さんと言えばお笑いタレントとして知られています。タレントの他に書家や画家としても名をはせており、素晴らしい作品をいくつも描かれています。タレント活動から芸術家まで、非常に多彩な方だと言えるでしょう。
この山中片岡鶴太郎工藝館はレトロな建物の中に片岡鶴太郎さんの作品を展示しています。また、山中片岡鶴太郎工藝館はカフェでもあるので、展示作を鑑賞した後はカフェで飲食可能です。カフェには館長作の迫力ある龍の絵が飾られており、飲食中も芸術に触れられるようになっています。
住所 | 石川県加賀市山中温泉湯の出町レ26-3 |
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開館時間 | 午前10時から午後16時(カフェラストオーダーは15時30分) |
休館日 | 火、水、木曜日※ホームページ要確認 |
HP | https://www.shozando.co.jp/ |
最後に
石川県のおすすめ美術館を7つ厳選してご紹介しました。
石川県の美術館は絵画から彫刻までいろいろな美術品を楽しめるタイプもあれば、九谷焼や加賀の美術品、茶道具、近代美術などに特化している美術館もあります。「ちょっと仕事の息抜きをしようかな」「旅行で美術館でも見に行ってみようかな」というときは、その日の気分や旅行の目的に合わせて美術館のタイプを選べます。
どの美術館に行くか迷ったときは、この記事でおすすめしている美術館から気になるところを1つ選んで足を運んでみてはいかがでしょう。
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