福井県のおすすめ美術館5選

仕事や生活で疲れたときや心に潤いが欲しいときは芸術に触れてみてはいかがでしょう。

自宅に好きな絵や調度を飾るという方法もありますが、芸術に触れるならもっと良い方法があります。

近くの美術館に行くという方法です。

今回の記事では福井県のおすすめ美術館を紹介します。

余暇や仕事の合間、息抜きをしたいときなど、おすすめ美術館に足を伸ばしてみてはいかがでしょう。

福井県のおすすめ美術館

福井県のおすすめ美術館を順番に説明します。中には個性的な美術館もありますので、「ここが気になる」という美術館があればぜひ足を運んでみてください。観光にもおすすめです。

おすすめ①福井県立美術館

福井県立美術館は福井市にある県を代表する美術館です。

福井県立美術館は福井県民の教養や知識を向上させ、文化の発展に寄与するために県によって運営されています。福井県による福井県民のための美術館だと言えるでしょう(他県民も普通に見れますのでご安心を)。

福井県立美術館内には絵画などをはじめとしてさまざまな美術品が展示されています。通年で展示されている美術品も多数あり、それだけでもかなり楽しめます。ただ、福井県立美術館を満喫するなら、ぜひ特別企画展にも注目したいものです。

特別企画展とは一定の期間だけ行われているテーマを持った特別な展示品を飾る企画のこと。たとえば2022年12月9日から2023年1月15日までは土岡秀太郎展が行われていました。土岡秀太郎とは福井県出身の美術指導者です。現代アートの基礎を築いた指導者でもあります。ひとりの人物に絞って資料や作品を楽しめるのが特別企画展の魅力です。

福井県立美術館は福井県に関する芸術家の特別企画展などを行うことも多いため、郷土の偉人や作品を知る良いきっかけにもなるはずです。

住所 福井県福井市文京3丁目16-1
開館時間 午前9時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
休館日 月曜日(ただし、特別企画展の開催期間中および月曜日に団体・グループ展が開催されている場合は開館)美術館が指定した臨時休館日
HP http://info.pref.fukui.jp/bunka/bijutukan/bunka1.html

おすすめ②福井市美術館(アートラボふくい)

福井市下馬にある福井市の美術館です。

福井市美術館は彫刻家である高田博厚氏ゆかりの芸術品を中心に展示しています。また、高田氏の縁により特別企画展なども開催している美術館です。この他に福井市美術館は市民の芸術品の製作展示なども行っているのが特徴になります。福井市民によって身近な美術館が福井市美術館です。

美術館と言えば建物内の美術品を見るという印象があるかもしれません。福井市美術館の場合は建物も美術品のひとつとして楽しめます。

福井市美術館の建物は有名建築家の黒川紀章氏が設計を担当しました。外壁はガラスを多用しており、自然光を多く取り入れる作りです。ガラスから射し込む陽光は彫刻などの美術品に明暗を作り上げます。時間帯や天気によって陽光の色や射し込み方、光の色、空の色が違います。光の入り方や空の色などによって美術品は違った表情を見せてくれるのです。

建物自体が美しく芸術品である。建物の工夫により、足を運ぶたびに美術品が違った表情を見せてくれる。そんな福井市美術館には何度か足を運び、ぜひ光による美術品の表情の違いを楽しんでください。

企画の特別展示などもありますから、併せて楽しむことをおすすめします。

住所 福井県福井市下馬3-1111
開館時間 午前9時~午後17時15分(入館は16時45分まで)
休館日 日曜日、祝日の翌日(日曜日を除く) 
HP http://www.art.museum.city.fukui.fukui.jp/index.html

おすすめ③能面美術館

美術館と言えば絵画や彫刻などを想像する方も多いはずです。ただ、美術館は絵画や彫刻だけではありません。他にも一風変わった美術品を展示している美術館や、特定の美術品に特化している美術館などもあります。福井県池田町にある能面美術館は、特定の美術品に特化しているタイプの美術館です。

能面美術館の展示の中心は美術館の名前にもなっている能面。

能面美術館の中には能楽で使う能面が多数展示されているのです。展示されている能面は表情や能楽での役割が違うことはもちろんですが、古い能面や能面師が技術の粋をこらした能面など、どれひとつとして同じものがありません。能面を見て回ると、ひとつひとつに特徴があり思わず唸ってしまうはずです。

福井県池田町は「能楽の里」とも呼ばれている自治体。池田町では昔から能楽が盛んだったためです。能面は能楽で使う大切なもの。昔から池田町で大切に保存している能面の数々を美術館で展示しているというわけです。

能面美術館は能面の展示だけでなく面うち教室も行っています。美術館の側の古民家で能面師の指導を直接受けられるとあり、能面愛好家から技術を磨きたい現役能面師にまで人気があります。

面うち教室は基本的に要予約なので、興味のある方は予約してから足を運んでみてください。

住所 福井県今立郡池田町志津原17−2
開館時間 午前10時~午後16時(ただし土日祝日は午後17時まで)
休館日 日曜日、年末年始
HP https://www.e-ikeda.jp/see/p004045.html

おすすめ④金津創作の森美術館

金津創作の森美術館は福井県あわら市にあるアート体験型の美術館です。

美術館なので美術品の展示ももちろんあるのですが、金津創作の森美術館は体験に力を入れています。「美術品を見るだけでなく自分も何か体験してみたい」という人には特におすすめです。

金津創作の森美術館の敷地には森があり、森の各所にアート作品が展示されています。森を散策すれば自然と多くの美術品に触れられるようになっています。森を散歩しながら美術品を楽しむのは良い息抜きになることでしょう。

金津創作の森美術館にはガラス工房などの施設もあります。自分でガラス細工や陶芸、竹細工作りなどに挑戦できます。ゆったりとした散策と美術品鑑賞、そして体験。すべてを兼ね備えている美術館が金津創作の森美術館です。

住所 福井県あわら市宮谷57−2−19
開館時間 午前10時~午後17時(創作工房は午前9時~午後17時)
休館日 月曜日(祝日の場合は翌日)
HP https://sosaku.jp/

おすすめ⑤福井市愛宕坂茶道美術館

福井市愛宕坂茶道美術館は福井市の愛宕坂にあります。

愛宕坂は古くは参道として栄えていました。参道には茶屋や料理屋などが軒を連ねていたと言われています。現在の愛宕坂は昔とは情景を変えていますが、歴史を残す道として親しまれています。そんな一角に見えるのが福井市愛宕坂茶道美術館です。

福井市愛宕坂茶道美術館は珍しい茶道の展示に特化した美術館になっています。茶道具や茶道に関する資料などが展示されている他、福井の茶道の原点とも言われている朝倉氏に関する歴史資料なども展示されています。

また、茶道に関する美術館なので、お茶関係の特別企画や企画展示も豊富です。ちょっと変わった茶会なども行われており、展示を見るだけでなく、実際にお茶を楽しむこともできます。

住所 福井県福井市足羽1-8-5
開館時間 午前9時~午後17時15分(入館は16時45分まで)
休館日 月曜日(祝日の場合はその翌平日)、年末年始、その他臨時休館あり
HP https://www.fukui-rekimachi.jp/atagozaka/

最後に

福井県のおすすめ美術館を紹介しました。

美術館と言ってもそれぞれ個性や特徴があります。福井県内の美術館には美術品各種を見られるタイプから特定の展示品に特化したタイプまであり、バリエーション豊かです。順番に足を運んでも楽しいのではないでしょうか。

美術館で美術品の美しさや歴史、美術に触れることによってビジネスにもプラスの影響があるかもしれません。息抜きにもなるはずです。気になる美術館があれば、まずはそこから足を運んでみてはいかがでしょう。

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