以前に別の記事で妖怪「アマビエ」の話をしました。TwitterなどのSNSで一気に知名度が上がった「妖怪アマビエ」。新型コロナウイルスの終息を祈願して、未だにSNSなどでは話題や絵がRTされることがあります。
「アマビエって福井名物の甘エビに名前が似ているよね」と、以前の記事では福井の甘エビの名産品をご紹介しました。実はそんな妖怪アマビエ、福井県内で静かなブームを巻き起こし、各種の商品になっているのです。
福井県内にじわじわと増えている妖怪アマビエ商品をご紹介します。
福井のカレー店「びーどろ」のアマビエのお札
毎日新聞にも取り上げられた福井のカレーライス屋「びーどろ」。スパイスたっぷりのカレーが人気のお店です。
カレーライス屋なので「まさかアマビエのカレーでは？」と思うかもしれません。・・・違います。
カレー屋「びーどろ」では、アマビエのお札を配布しているのです。「びーどろ」の店主である久米田さんは福井自然史博物館で、漁港などで時折見つかってニュースになる深海魚「リュウグウノツカイ」のなどの標本作りに携わっていたとのこと。
アマビエはリュウグウノツカイが由来ではないかという説があります。新型コロナウイルス感染拡大を受けて、アマビエの絵を描いて店内に飾っていたところ、知人から「絵札にしてみたら面白いのではないか」といわれたのだそうです。
「びーどろ」ではアマビエの絵札を2020年5月14日から配布中。作った絵札は藤島神社と朝日観音福通寺で祈祷済みだそうです。びーどろや寺社2カ所のほか、木の芽屋、だいこん舎など県内4店舗で配布予定してるみたいです。
カレーライスはスパイスによって免疫効果を高めるともいわれます。お店のカレーで免疫アップとアマビエのお札による悪疫退散がセットになっているような感じで、面白いですね。
福井県内のお菓子屋さんで「アマビエ」が商品化
福井県内のお菓子屋さんでは、アマビエを模したお菓子が商品化されています。甘く美味しいお菓子で悪疫退散。お土産に持って行っても喜ばれそうですね。
竹内菓子舗のアマビエ練り切り
福井市内のお菓子屋さんである「竹内菓子舗」。
竹内菓子舗は年間18万個を売り上げる看板商品の米粉カステラや、大きな苺が美味しそうな苺大福で有名なお店です。
そんな竹内菓子舗では、アマビエの練り切りを販売しています。お店のFacebookで実物を見られますが、色もかたちも可愛いですね。
このアマビエの練り切りは反響が大きく、予約が必要とのこと。Facebookの方に予約専門フォームがあります。
なお、コロナ撲滅祈願の特別商品なので、5月中に販売終了になる予定だそうです。欲しい人は早めに申し込んでくださいね。
花えちぜんのアマビエのどら焼き
福井市内のお菓子屋「花えちぜん」。洋菓子から和菓子までバリエーションが広く、見た目の可愛らしいお菓子も豊富です。
福井県産の米粉をたっぷり使った「恐竜の瞳」などは名前もユニークで、福井をアピールするのもぴったりですね。パッケージも可愛いですよ。子供も喜びそうです。
花えちぜんでは、アマビエの焼き印を押したどら焼きを販売しています。
どら焼きではありますが、中身はチーズクリームとコーヒー餡。デフォルメされた焼き印のアマビエは、見ていると何だか癒されそうな可愛さです。
https://www.hanaechizen.co.jp/fs/hanaechizen/dorayaki_ama
志保重のアマビエクッキー
福井県小浜市にあるお菓子屋さん「志保重」は、可愛いアマビエの絵が入ったクッキーを販売しています。アマビエクッキーは絵柄違いもあり、表情や仕草の違いを見ながら食べるのも楽しいですよ。
志保重は、小浜市の特産品小包でも話題になりました。
新型コロナウイルスの感染拡大により、福井から県外に出ていて帰省できない若者たちがいました。小浜市では帰省できない若者に、支援としてお米や鯖缶、マスクなどを発送。このときの小包に志保重のアマビエクッキーも「病気避け」として同封されたそうです。
ニュースでも取り上げられたクッキーです。ぜひ手に取ってみてくださいね。
アマビエはSNSを中心に話題になった妖怪ですが、福井県内では商品化をはじめとして、かなり知名度を上げているようです。
悪疫退散の願いを込めての商品化ですが、アマビエの愛嬌のある姿かたちも好評なようです。今後もアマビエの商品化が行われるかも？
福井県内のアマビエ商品については、今後もフクブロでご紹介いたしますね！
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