福井名物の「純けい」をご存じでしょうか。
純けいはいわゆる鶏肉の一種。福井では居酒屋や焼き鳥屋でも使われている鶏肉になります。
福井県民にとってはお馴染みのグルメですが、他県では「純けいって何?」「純けい・・・食べないな」という声をよく耳にします。
県民的には日常的なグルメですが、意外と他県では食べないようです。
今回の記事では福井の誇るグルメ「純けい」をご紹介します。
福井名物の「純けい」って何?
まずは純けいについて簡単に説明します。
純けいは「純鶏」とも書く福井県の代表的かつ庶民的なグルメです。一言でいうと鶏肉です。
しかし、鶏肉にも若鳥やモモ肉などいろいろありますよね。純けいは具体的にどういった鶏肉かと言うと・・・親鳥の肉になります。
鶏は食肉用として飼われることもありますが、卵用として飼育されることもあります。
この純けいという鶏肉は、卵用として飼育されていた鶏の中でも産卵をしなくなった鶏の肉なのです。
鶏肉も鶏の年齢により肉に特徴があります。純けいは産卵を終えた鶏、つまりある程度長く生きた鶏の肉でうすから、若鳥とは違った特徴を持っているのです。
福井県では産卵を終えた鶏を「純けい」と呼び分けて、好んで料理に使っています。
福井で純けい(純鶏)は主に焼き鳥で食べる
福井で純けいは主に焼き鳥で食べられています。
福井には焼き鳥の名店である『秋吉』がありますので、純けいをはじめとして鶏肉は「やっぱり焼き鳥だよな」という印象がそれなりに強いと言えるでしょう(もちろん、他の料理にして食べることもありますが)。
純けいは秋吉の看板メニューのひとつです。
秋吉でよく焼き鳥を食べる、あるいは買って帰るという方にも人気のメニューのひとつですよね。秋吉のホームページにも看板メニューとして大きく掲載されています。
純けいの食べ方といえば、やはり福井では焼き鳥がメジャーだと言えるのではないでしょうか。
実は純けい、福井以外の地域でも食べるところは食べるようです。
たとえば秋田県。秋田県では「純けい」ではなく「親鳥」と呼び、煮つけなどにして食べるそうです。お店によって味が異なるようですが、よくあるのは甘辛い醬油ベースや、ラー油が効いた辛い醤油ベースなのだそうです。
福井は主に焼き鳥で食べるので、ちょっと気になりますね。
福井グルメ「純けい」の味は?
純けいの特徴は「肉の固さ」と「風味」です。
純けいは産卵を終えた雌なので、若鳥よりも肉が固くなっているのです。また、より長生きしていますから、その分だけ体が鍛えられて肉質が固くなっているという理由もあります。
若鳥など、よくスーパーで販売されている鶏肉と食べ比べると、かなり固いと感じるはずです。噛み応えは純けいの代表的な特徴です。
純けいのもうひとつの特徴は風味になります。
純けいは若鳥などと比較してやや風味が濃いことが特徴です。人間も歳を重ねると深みが出ると言われていますよね。純けいは歳を重ねた鶏肉だからこそ出せる深みがあります。固めのお肉を噛みしめると、純けいの肉の風味が口の中いっぱいに広がります。
なお、純けいについては歳を重ねた鶏の肉であることから、臭いがやや強いと表現する方もいます。このあたりは好みや表現の違いですね。
純けいはお取り寄せできる?
純けいはお取り寄せ可能です。楽天などの大手通販サイトで取り扱いがあります。福井の純けいが気になっている方で「福井に行けない」という方は、お取り寄せを試してみてはいかがでしょう。
福井の人気ご当地グルメをぜひ食べてみてくださいね。
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