地元の人間にとっては当然でも、他県民にとっては「びっくり」というご当地ルールは少なくありません。
福井県に住んでいる皆さんは他県に旅行したときに驚くことはないでしょうか。また、福井出身で他県に住んでいる皆さんは、生活習慣などに驚いた経験はないでしょうか。
先日、福井県外の人と仕事の打ち合わせをする機会がありました。場所は先方の希望もあって、福井のソウルフードである焼き鳥で有名な「秋吉」で。
県外の方は秋吉のルール(福井の焼き鳥ご当地ルール)に意外なほどびっくりしており、びっくりされたことに福井県民であるこちらもびっくり。
福井県外の方が指摘していた焼き鳥に関する福井のご当地ルールについてご紹介します。
福井の焼き鳥の店「秋吉」とは?
秋吉は福井県内に27店舗、東京に12店舗、他、富山県や石川県、長野県などにも店舗を構える福井名物の焼き鳥店です。
秋吉では焼き鳥は自宅でも簡単に温め直せることからテイクアウトとしても人気があります。
①焼き鳥屋で「社長」と呼ばれるとは思わなかった
秋吉はお客さんを「社長さん」「お嬢さん」などと呼びます。店に入った瞬間に「社長さん」などと呼ばれてしまい、他県の方はまず「社長じゃないのだが」と困惑するようです。
福井県民にとっては「秋吉さんは社長じゃなくても社長呼びだよ」とすでにお馴染みですが、他県の人は驚いてしまうようですね。
秋吉さんは「お客さんからお金をいただいている」「お客さんあっての焼き鳥、商売」という意識があるとのことで、自分たちの収入の元になる存在(お客さん)を社長呼びしているそうです。打ち合わせ相手は入店5秒で驚いていました。
②焼き鳥の注文単位が多くて驚いた
秋吉では焼き鳥を5本単位で注文します。しかしながら、福井では10本単位で「純けい10」などと注文するのが一般的ではないでしょうか。ここで再び他県から来た打ち合わせ相手が「1本ずつじゃないの?」と驚いていました。
福井の焼き鳥の単位は秋吉さんの影響もあって、5、10、・・・と、5本刻みで考えてしまいますよね
③焼き鳥につけるタレが豊富すぎ問題
焼き鳥といえばタレ味と塩味が一般的ではないでしょうか。福井の秋吉に関してはタレだけでも種類が豊富なので、県外の人は「タレはタレでは?」と困惑するようです。
お店によってタレの味の違いはあっても、秋吉ほどタレの種類が豊富ではないため、「どれを使ったらいいの?」とも困惑するようですね。
福井県民は「この肉はこのタレ」「この焼き鳥はこっちのタレ」と使い分けできますが、他県の人は、おそるおそるという感じでいろいろ試しているところが印象的でした。
④串カツと焼き鳥が一緒に出てくるのが面白い
秋吉は焼き鳥だけでなく串カツでも有名です。秋吉の好きなメニューを尋ねると「串カツ」と答える人も少なくないはずです。福井県民的には串カツと焼き鳥が一緒に出てくることに違和感を覚えませんが、他県の人にとっては「焼き鳥やなのに串カツ?」と不思議に思うとのこと。
県外で焼き鳥と串カツを一緒に扱っている店がないとは言いませんが、焼き鳥屋の看板を掲げつつ、豊富な櫛メニューを扱っているところが「ちょっとよく分からない」のだとか。でも、美味しいので問題なしです。
まとめ
福井で秋吉は身近なお店なので、秋吉のメニューや挨拶についても身近なものです。しかし、他県の人にとっては面白いご当地ルールだと感じられるようです。
皆さんも他県の方と福井県内で飲食する機会があれば、ぜひ焼き鳥を食べに行って反応をうかがってみてください。
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