福井県はらっきょうの生産高こそ鳥取県や鹿児島県などに譲ります。
ですが、らっきょうの生産方法と味では決して負けていません。福井県には収穫まで足かけ3年もかかる「花らっきょう」があり、地域の味として、福井の名物として、人気を集めています。
福井には花らっきょうを味わい尽くせる、らっきょう商品の多い道の駅などもあります。
今回の記事では、福井の食卓を彩る花らっきょうをご紹介します。
他県へのお土産や贈答にもおすすめの花らっきょうの生産方法や購入方法などをまとめました。
目次
福井県の「花らっきょう」とは?
福井県の「花らっきょう」とは、坂井市三国町の三里浜で栽培されるらっきょうのことです。
日本で生産されているらっきょうは、基本的に1年で収穫されます。らっきょうの植え付けは8~9月頃に行い、年を越して5~6月頃に収穫されるという流れです。
しかし、福井の花らっきょうの場合、植え付けから収穫まで足かけ3年もの期間を要します。
福井の美しい景観の中で手間暇かけて育てられるらっきょう。
それが名産の花らっきょうなのです。
花らっきょうは足かけ3年、手作業で栽培される
らっきょうは収穫まで時間をかけるほど粒が増えるという特徴があります。
らっきょうは最初の年で6~9粒ほどに増え、足かけ3年栽培だと最終的に40~60粒ほどに増えるのです。
ただ、粒が増えると、その分だけ1粒あたりの大きさが小さくなる傾向にあります。
福井の花らっきょうはたくさん増えたらっきょうの粒の中から、大きい粒や質の良い粒を選びます。
花らっきょうは植え付けから収穫まですべて手作業で行われるため、これ以上生産量を増やせないのが現状だと言われます。
手間暇と労力をかけたらっきょうは質の良さ、味の良さも特徴です。
質や味の良さから固定ファンも多いのが花らっきょうになります。
花らっきょうの食べ方・味は?
花らっきょうの基本的な食べ方は酢漬けです。
収穫された花らっきょうは酢に1年間漬けられて販売されます。
甘辛やワイン漬けなどさまざまなタイプが販売されているので、一言に「漬ける」といっても味のバリエーションはかなり豊富です。
酢漬けにしてある花らっきょうは、開封すればすぐにそのまま食べられます。
箸休めにカレーのお供など、甘酸っぱくカリカリとした食感の良い花らっきょうをぜひ楽しんでください。
花らっきょうは漬けたものをそのまま食べる他、料理にも使えます。
花らっきょうを使った料理はタルタルソースやポテトサラダなど
花らっきょうはカレーなどにそのまま添えてもいいのですが、焼きそばなど油気が強い料理に添えてもぴったりです。
らっきょうのすっきりとした風味が油っぽさを和らげてくれるため、油物の料理が苦手な人や、すぐに飽きてしまう人にもおすすめです。
花らっきょうはタルタルソースやポテトサラダの具材にも使えます。
花らっきょうを細かく刻んで適量を混ぜればOK。すっきりとした酸味があるためタルタルソースにして揚げ物にかけると、さっぱりと食べられますよ。
酸味が食欲をそそるので、何時もよりご飯も揚げ物も進んでしまうかもしれないですね。
花らっきょうは通販や道の駅で購入できる
花らっきょうは道の駅などで購入できる他、楽天などの大手通販サイトでも販売されています。
ワイン漬けの花らっきょうは色も美しく、洋食にも合います。
ピクルスやオリーブ代わりに洋酒などに合わせても良いかもしれないですね。お酒の席も華やかになります。
この他に、らっきょう入りのタルタルソースなども販売されています。
タルタルソースは自分好みに花らっきょうの分量を調節してもいいですが、手間のかからない加工品もおすすめです。
福井の名物花らっきょう、リスペクトしたい1品ですね!
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