日本各地にはご当地レトルトカレーがあります。
福井にも有名なご当地レトルトカレーがありますよね。
「海の幸 越前いかカレー」などはテレビでも絶賛された有名ご当地カレー。実際に買って食べましたが、イカも大きくて凄く美味しいカレーでした。
福井のご当地レトルトカレーは別に記事があります。
ねことかげさんが4種類福井ご当地レトルトカレーを食べ比べしています。
実は福井にはご当地クリームシチューもあることをご存じでしょうか。
テレビで福井のご当地レトルトカレーが取り上げられていたときに「もしやシチューもあるのでは?」と思って探してみたら見事にヒット。
さっそくお取り寄せして実食してみました。
福井のご当地レトルトシチューとは?
福井のご当地レトルトシチューとは「六条大麦クリームシチュー」のことです。
福井大麦倶楽部が作っているクリームシチューになります。
なお、姉妹品に「六条大麦カレー」も販売されており、こちらも福井のご当地ものとなっております。
価格は2,380円。カレーも大体同じ価格ですが、ジビエの肉を使ったカレーだけ価格が少し高めに設定されています。
今回はせっかくなので六条大麦カレーの方もお取り寄せしてみました。
六条大麦クリームシチューとカレーはどちらも通販でお取り寄せ可能です。
なぜ六条大麦クリームシチューなの?
六条大麦とは麦の品種のひとつです。
麦には六条大麦や二条大麦といったタイプがあります。
二条大麦の場合は、2列しか実がつかないタイプの麦です。主にビールなどの原料として使われている麦になります。
他には、麦焼酎の原料などにもこの二条大麦がよく使われています。麦といわれて想像するのは、よくビールのラベルなどにデザインされているこの二条大麦かもしれませんね。
六条大麦も麦の種類のひとつです。
六条大麦の場合は、6列に実がつくタイプの麦になります。六条大麦の特徴は二条大麦より実が小さめで、麦茶によく使われているところ。六条大麦という名前だけだと「普段口にする機会はないなあ」と思うかもしれません。
ですが、多くの人が麦茶として口にする機会の多いタイプの麦になります。
あとは、六条大麦の場合は、麦飯などの御飯用にもよく使われます。
麦飯は粒が小さくぷちぷちした食感がありますが、あれがまさに六条大麦なのです。意外と身近にある存在です、六条大麦。
しかし、ここで疑問。「なぜ福井のご当地クリームシチューが六条大麦か」と思いませんか。
実は福井県、六条大麦の生産量日本1位の県なのです。
北陸地方は麦の生産の多い地域。中でも福井は六条大麦の生産量が多い県になっています。
福井を含めた北陸だけで日本の六条大麦の64%を生産しているのです。農林水産省北陸農政局の資料によると、福井をはじめとした北陸の六条大麦はほぼ麦飯用になっているのだとか。
福井県が生産日本1位だから、六条大麦のご当地クリームシチュー。納得ですね!
https://www.maff.go.jp/hokuriku/seisan/pdf/pamph_2510.pdf
六条大麦クリームシチューを実食してみた
実際に六条大麦クリームシチューを買って実食してみました。
同じ会社が六条大麦でご当地カレーも作っているので、「どうせならセットで」と思い、カレーの方も購入(カレーとシチューのセット「レトルトセット」があったので、こちらを購入)。まずはシチューから食べてみました。
六条大麦クリームシチューの感想
食べた感じ、いたって普通のクリームシチューという感じです。
ただ、飲み込んだときに微かに「あれ、麦の風味がある・・・ような?」と感じる程度です。
凄く麦という感じではなく「いわれてみれば麦かも」という感じのクリームシチューでした。言われないと、さほど気にせず食べてしまうかもしれません(舌や香りに敏感な人は気づくかも?)。
ただ、シチューの中に麦粒のような粒々が微かに見えるため、視覚的には「確かに大麦のシチュー」という感じがあります。
ご飯に麦を混ぜたときって、あまり麦感はありませんよね。麦が主張しすぎていないというか。
このクリームシチューも同じで、麦茶のような「まさに麦」という感じとはちょっと違います。
味としては美味しいクリームシチューでした。
大麦が入っているからかもしれませんが、市販のクリームシチューよりルゥが重い感じで、口にしたときにルゥに粗さもある気がしました。この粗さが大麦なのかなと思います。味は優しく、お子さんも食べられるクリームシチューだと思います。
個人的に特に気に入ったのが、具が大き目なところ。具の大きいシチューやカレーが好きなので、嬉しいなあと思いながらいただきました。優しい風味のレトルトシチューです。
六条大麦カレーの感想(おまけ)
カレーの方はポークと牛すじをいただきました。
こちらのカレーも麦茶的な「まさに麦」という感じではなく、カレールーをすくってみると「確かに大麦が混ざっているような粗さがあるかもしれない」という印象です。
具はどちらもレトルトとしては大きめではないでしょうか。具が完全に溶けているタイプではなく、しっかりとかたちが残っているタイプになります。
ポークの方も牛筋も煮込まれて柔らかかったです。
ポークの方は中辛とありますが、味わい的には甘め。市販のカレーとしては甘口よりの中辛ではないかと感じました。
なお、ポークカレーの方は福井県の給食で採用されているそうですよ。給食に採用されるだけあり、とても食べやすいカレーでした。
福井にはご当地カレーだけでなくご当地クリームシチューもあります。
福井は六条大麦の生産量が日本1位の県なので、農業事情を活かしたクリームシチューになっています。食べたときの総合的な感想としては「食べやすい」ですね。同じ六条大麦のカレーの方を学校給食で使っているのも納得です。
福井にはこんなカレーやシチューもあります。
ぜひお試しください!
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