福井県民が意外と知らなそうな豆知識として、①~③で福井県の花や木、鳥をご紹介しました。
福井県のシンボルになっている木や花って何だっけという方は、まずはこの記事を読む前に①~③の記事をチェックしてみてくださいね。
今回の記事では、福井の魚を紹介したいと思います。
県の木や花などは多くの人が「選定されていたよね」と存在を知っていることが多いのですが、県のシンボルとして選定されているのは木や花、鳥だけではありません。実は、各県にはシンボルになる魚まで選定されているのです。
福井在住あるいは福井出身の皆さんは、Google先生にお尋ねしなくても、福井のシンボルに選定されている魚が何か答えられるでしょうか?
福井県のシンボルになっている魚について見てみましょう。
福井県のシンボル魚は高級食材で有名な「あれ」
福井県のシンボル魚として選定されているのは、日本人に大人気のあの高級魚です。
食べていると無口になるといわれる、赤い魚介類。専用のスプーンで身を掻き出す「あれ」・・・
越前ガニです。
越前という名前からして福井。
ひねりがない。
などなど、福井の皆さんにもいろいろな意見があることでしょう。あまりにそのまま過ぎますし、「魚か?」とも思いますよね。
しかし、現実は変わりません。
福井のシンボル魚に制定されているのは、1匹の相場が5,000~25,000円ほどといわれる、海の赤い高級食材の「越前ガニ」です。
美味しいですよね、越前ガニ。
越前ガニが福井県のシンボル魚に選定された理由
越前ガニが福井県のシンボル魚に選定された理由は簡単です。
名前が越前ガニで、まさに福井だから。
そして、福井を代表する魚介類だから。
他にもいくつか選定の理由があります。
越前ガニは福井でたくさん獲れますし、捕獲場所は福井の沖合。しかも、福井の陸からすぐ近くです。越前ガニは沖合ではなく、陸から比較的近いあたりの海で獲れます。
さらに福井の越前海岸の環境は越前ガニの生育にぴったり。福井の冬の寒さは福井県の海にも影響しているそうで、その寒さが越前ガニの生育にぴったりなのだとか。
福井を代表する食材でもあり、福井の冬の寒さが生育にも関係している。そして福井県の沖は越前ガニが住むのにぴったりの環境でもある。全国的に越前ガニが知られていることもあり、福井県のシンボル魚として選定されました。
魚・・・と言うか、カニ?
という感じですが、選定の理由を聞けば福井県のシンボル魚になったのも納得ですね。
福井の名物「越前ガニ」の特徴とは
福井のシンボルである越前ガニについて、もう少し詳しく見てみましょう。「シンボルだよ」と他県の人にそれだけ話すより、豆知識も一緒に話した方がリスペクトされますよ。
越前ガニは雄と雌でかなり違っており、雌は「セイコカニ」と呼ばれます。身の美味しさもさることながら、雌の越前ガニの魅力は卵巣。セイコカニの卵巣は「赤いダイヤ」と呼ばれて珍重される高級食材であり、希少食材でもあります。
卵巣はとろけるような味わいで、濃厚な越前ガニの風味が特徴になります。新鮮な越前ガニの雌が手に入ったら、ぜひ味わいたい味覚です。
美味しい越前ガニの見分け方と安く買う方法
越前ガニを味わうときは、どのような越前ガニを選べばいいのでしょう。
スーパーなどで野菜を選ぶとき、同じ野菜でも、品質の良い野菜が紛れていますよね。どうせ食べるなら、品質の良い越前ガニを見分けて食べたいと思いませんか?
それに、質の良い越前ガニを見分けられれば、他県の人に「さすが福井だろ?」と自慢もできますよね。
越前ガニは脱皮直後の殻が柔らかいときは、身が甘く美味だといわれています。しかし、殻が柔らかくても、少しずつ殻を固くするための栄養が取られてしまうため、味が落ちてしまう傾向にあるのだとか。殻がしっかり固まって、失った栄養を取り戻したころの越前ガニがおすすめです。
見分け方のポイントはカニビルの卵。越前ガニによくついている黒いぷつぷつです。これがカニビルの卵です。
カニビルはしっかりと固まった越前ガニの甲羅を岩に見立てて卵を産みつける性質があります。岩のように甲羅が固いということは、しっかりと栄養が戻るほど成熟し、身が引き締まっているということ。
カニビルと聞くと気持ち悪いですし、見た目もなかなか・・・ですが、たくさんカニビルの卵がついている越前ガニは美味しいといわれます。
なおこのカニビルの卵、見た目は本当に気持ち悪いですが、人体には無害です。甲羅にくっ付いていても、越前ガニの中にまで影響を及ぼすことはありませんので安心してください。
見た目が「うわあ・・・」なだけです。
越前ガニは高級食材ですが、物によってはお手頃価格で入手可能です。
たとえば、越前ガニは足のみで販売されていることがあります。ポーションなどで購入する方法がひとつ。もうひとつは、雌の越前ガニであるセイコカニの小ぶりなものを狙う方法。
セイコカニは小ぶりなものだと1,000円ちょっとの相場で販売されていることがあります。越前ガニの中ではお手頃な個体なのです。
足折れや指折れなどの越前ガニもお手頃価格で販売されるため、狙ってみるといいでしょう。
≫https://item.rakuten.co.jp/mikunitokusan/wk002/
福井県のシンブル魚、越前ガニについてご紹介しました。
福井の豆知識として、他県の人に会う際や飲み会のときの話のネタなどに活用していただければと思います。
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