日本は世界で1番眠らない国だという調査結果があることをご存じでしょうか。
2018年にOECD(経済協力開発機構)が世界の国々の睡眠時間を調査したところ、日本はワースト1位。日本国民の平均睡眠時間は7時間22分という結果でした。また、日本人の4割は睡眠時間が6時間未満なのだとか。まさに「眠らない国日本!」という結果ですね。
国として見れば眠らない国ですが、県ごとに見たらどうでしょう。やはり県単位で見ても睡眠時間は短いのでしょうか。それとも、睡眠時間が極端に短い県が平均睡眠時間を下げているのでしょうか。そして、福井県の県民は毎日どのくらいの時間寝ているのでしょう。
福井県の睡眠事情を調査しました。
日本の中で睡眠時間が長い県と短い県は?
福井県の平均睡眠時間を見る前に、まずは日本の中で睡眠時間の多い県と短い県はどこで、どれくらいの平均睡眠時間になっているのか見てみましょう。
総務省統計局の「社会生活基本調査」によると、日本の都道府県の中で最も睡眠時間が多いのは秋田県になっています。秋田県の平均睡眠時間は日本の都道府県の中で唯一8時間を超えている8時間2分。
第2位は青森県で3位が山形県になっています。青森県の平均睡眠時間は7時間59分。山形県の平均睡眠時間は7時間56分。第4位は同じく東北の県である岩手県になります。岩手県の平均睡眠時間は7時間54分です。
全体的に東北の県が長く眠っているという結果でした。
では、反対に睡眠時間の短い県はどこなのでしょう。
日本の都道府県の中で最も平均睡眠時間が短いのは埼玉県です。埼玉県の平均睡眠時間は7時間31分となっています。次に短いのが千葉県の7時間32分、その次が神奈川県の7時間33分でした。
全体的に関東の都道府県は睡眠時間が短いという結果です。
福井県の睡眠時間は「長い方」という結果
平均睡眠時間の長い県と短い県と比較して福井県はどうなっているのでしょう。
福井県の平均睡眠時間は7時間47分。47都道府県の中で12番目に長いという結果でした。
福井県より睡眠時間の長い県としては、すでにご紹介した東北の4県。この他に、島根県や北海道、沖縄県、宮崎県、高知県、福島県、新潟県、鹿児島県などになっています。
全体的に日照時間の短い県や寒い県、のんびりした印象の県の睡眠時間が長いという結果です。また、全都道府県で見れば福井県民はわりとゆったりと睡眠をとっている方だという結果でした。
日本の平均就寝時間と平均起床時間は?
次に日本の各県の平均的な就寝時間と起床時間についてお話しします。
平均起床時間
日本の平均的な起床時間は6時32分となっています。
日本で最も起床の早い都道府県は岩手県で6時17分。その次が青森県と静岡県の6時18分となっています。3番目に起床の早い県は富山県の6時19分です。
福井県は日本の都道府県の中で10番目に起床が早く、起床時間の平均は6時23分になっています。日本の平均的な起床時間より10分ほど早く起きているということですね。
平均就寝時間
次に就寝時間です。
日本の中で最も就寝時間の早い都道府県は秋田県で、就寝時間は22時33分。次が青森県の22時38分となっています。就寝時間が3番目に早いのは岩手県で、就寝時刻は22時43分です。
反対に最も平均就寝時間が遅いのは京都府になります。京都府の平均就寝時間は23時34分です。次に遅いのは東京都と大阪府の23時32分となっています。大都市は就寝時間が遅いという結果です。
福井県は都道府県の中でも早寝早起きである
では、福井県の平均的な就寝時間はどうなっているのでしょう。
福井県の平均的な就寝時間は22時56分となっており、47都道府県の中では12番目に早く寝る県になっています。
福井県の起床時間は47都道府県の中で10番目。平均的な起床時間は6時23分という結果でした。
福井県の睡眠時間、起床時間、就寝時間についてお話ししました。
福井県は47都道府県の平均よりも睡眠時間が比較的長く、就寝は早め、起床も早めという結果です。普段あまり意識しませんが、他県と睡眠事情を比較してみるのも面白いのではないでしょうか。
参考サイト
BCN|寝不足世界ワースト1位の日本、睡眠偏差値が低い都道府県と職業は?
glico|都道府県別睡眠ランキングも発表!睡眠不足の日本人にはアミノ酸が必要って本当?
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