こんにちは!フクブロライターのサヤです。私は生まれも育ちも宮城県仙台市で、2011年に起きた東日本大震災の時も仙台市におりました。あの災害が無かったとしても、もともと宮城県って地震が多い土地で。私も私の周りも、災害に対する意識は常に高かったんですね。(地鳴りに気づくのめちゃくちゃ早いですw)
そのため福井に来て驚いたのは、地震の少なさ。とはいえ、″今まで起きた災害が少ない=今後も無い″とはなりませんよね。というわけで今回はちょっと災害について書いていきたいなと思うんですが、私は犬を飼っているので「もしも福井で大災害が起きたら、ペットを連れてどこに行く?」を軸にしてみます。(猫飼ってる人は猫に変換にして読んでね)
結論を先に伝えると、「ペット同伴避難場所」はまだ福井県内では開設されていないようです。そのためこの記事を読んでも、「あなたがペットとどこに逃げればいいか」はお伝えできません。それでもやるべき準備を整えて、いつか来るかもしれないその時に備えましょう!
「ペット同行避難」が原則!
環境省では災害時の原則を「ペット同行避難」としています。言葉どおり、ペットを連れて一緒に逃げるんです。「一緒でも良い」ではありません、「一緒が原則」です。
避難所は多くの人たちが集まりますし、万が一逃がしてしまった場合のことも考えて、
- ワクチンや寄生虫駆除
- クレートやトイレへの慣らし
- ペット用災害セットの準備
- 迷子札の装着やマイクロチップ
- フードやおやつの準備(最低3日間分)
- 必要なら薬やサプリ
- 写真(探す時に使います)
この辺りは最低限しておくべき飼い主の責任。どうでしょう、ちゃんと準備を整えていますか?
ちょっとだけ苦言を呈させてもらいますが、散歩しているとノーリードで遊ばせている飼い主さんが多いです。「別にちょっとくらい…呼べば戻るし…」と思ってやっている方は、おそらく犬を守り切れません。(ノーリードは条例違反ですよ!)
ちなみに私は小型犬(3kg未満)2匹を飼っているので、緊急時用のバッグを寝室に置いています。でかいので邪魔ですが、何かあったときすぐに犬を連れて外に出られるように。(出番がないまま捨てるハメになるといいなぁ…)
愛犬家御用達、おなじみの「犬の服 RADICA(ラディカ)」で7,000円もしなかったと思います。チャックを開けるとメッシュになってる二重構造で空気が吸えるのでおすすめ。慣らすためにたまーに使ってます。
我が家のペット用災害セットには、予備のリードやストレス対策に高級おやつも。人間用の物がほぼ入らなくなっていますが本望です。
【環境省が出している「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」はこちら】https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2506/ippan.pdf
自治体の避難所を調べておく
そしてもう一つ重要な準備は「避難所の下調べ」です。ちなみに「同行避難」は推奨されていますが、同行避難とはあくまでも「避難場所まで一緒に連れていってね」ということ。避難所の中で一緒に過ごす「同伴避難」は、また別なんです。
さて、「福井 ペット 同伴避難」で検索をかけてみると……
ない。
WEB上では、福井県内でペット同伴避難が出来る場所は見つかりません。つまり、ないです。もちろん、いざ災害が起きてから臨機応変に「ペット同伴避難場所」を作って頂ける可能性は十分あります。
しかし前もって「何かあったらここ」と決められる場所は、現状ありませんでした。(もしかしたらもっと小さな自治体レベルで作っている可能性もあるので、ご自分の居住区を調べてみてくださいね)
現状で、今わたし達飼い主に出来るのは、同行避難したときの対策ということ。
車中泊も覚悟しつつですが、やはり夏の暑さを考えるとペット同伴避難場所は全国各地に欲しいなぁと願うばかりです。
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