勝山市の石川県(白山市)県境付近、国道157号線沿いにある、いわな・山菜料理専門店を紹介します。
そもそもイワナとは
サケ科の肉食魚で、夏場でも15℃以下の冷たい水を好みます。
サケ科という事で成長過程で海に下りますが、上記の通り冷水を好む為一生を川で過ごす個体が多いようです。
どうぶつの森で釣ったやつを売ると3800ベルになるので滅茶苦茶高級な魚かと思ってましたが、あれは33cm超えの尺イワナの話で、食べて美味いのはそれよりも小ぶりな個体だそうです。
イワナずくめ
イワナはお店の前の生簀で自家養殖。
野性の物、特に降海型の物は寄生虫のリスクがありますが、管理下に置かれた個体はその心配が無い為、洗いにして提供出来るようです。
こちらは塩焼き(600円)。写真だと分かり辛いかもしれませんが、結構ボリューミーなやつが来た。
この日は3人で向かったので3匹注文しましたが、どれもこんな感じ。
養殖の利点は品質の管理。個体によるバラつきが少ないです。
味の方は言うまでも無いのですが、淡白で臭みが無く、しかし奥ゆきのある旨味をはらんだ身。
そして皮からは品の良い特有の香味が感じられます。
水質にもよりますが川魚というのは臭みが強く(特に皮が臭いというのが俗説ですが)、この魚は皮と身の間が一番美味とされています。
次はイワナの洗い(800円)。寿司付き。
クセが無く上品な味わい、仄かな甘味が感じられる。焼いても生でも美味い。
これ割烹とかで食べたらもっと値段するんだろうな・・・。
こちらは2合の骨酒(1700円)です。
骨酒というと炙った骨の上から熱燗の酒を注ぎ入れる物ですが、素焼きのイワナが一匹丸ごと入っています。これ神に供される酒か・・・?
イワナの出汁と香ばしさが加味され、旨味が倍になっている。
本当に何もかも美味いですね。これだけ美味いと彼らは喰われる為に生まれてきたのかと思う。
私は貝が好きで年中貝ばっかり食べてるんですけど、身が美味いばかりにあんなカチカチの殻で守ってるんだなと思うと不憫でならない。
身に毒を持てばいいのにと思う。実際ツムギハゼなんかは筋肉に毒があるので、内臓を除去した所で喰えません。
イワナとか貝に毒が無くて良かった。本当にごちそうさま・・・。
店舗情報
山の中にあるので、天候や状況によって営業時間や休業日が変わるようです。
実際に、今月の猛暑でイワナが大量死した為、ストックがあまり無いようです。行く際は電話確認するのが一番良いです。
それと、「いわなや」さんでは山菜の料理も取り扱っています。春には旬のものが出るそうなので是非お試しください。
店名 | いわなや |
---|---|
住所 | 〒911-0006 福井県勝山市北谷町谷116−10-2 |
営業時間 | 11:00~16:00 |
連絡先 | 0779-83-1311 Facebookページ ホームページ |
定休日 | 火曜日・水曜日 |
コメントを残す