こんにちは!つんたです。
早起きしてしまうと、なんとなく得した気分になる休日の朝。
そんな日はとことん贅沢をしたくなります…。
朝風呂へ出かけるのもいいし、
でもお腹が空いた…。
おにぎりを作ってさんぽに行くのもいいし、
でも外は雨模様…。
出かけたいし、お腹が空いたし、贅沢したい。
普段の朝は時間がなくて適当にすませてしまう朝ごはん。
今日はパウチ栄養ゼリーでもなくて、コンビニのパンでもなくて、インスタントでもない、、、
喫茶店のモーニングを食べる…!
時間がないとなかなかできない贅沢、喫茶店でモーニング。
余裕って大事だと思う早朝です。うきうき。
と、いうわけで。
余裕ある大人感も味わうべく、鯖江市まで足を伸ばして(福井市在住なのです)。
『COFFEE HOUSE ドリアン』さんでモーニングを満喫してきました。
店舗情報
店名 | COFFEE HOUSE ドリアン |
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住所 | 福井県鯖江市糺町30-4-3 |
営業時間 | 9:00~16:00(モーニングは9:00~11:00) |
連絡先 | 0778-52-7456 |
定休日 | 毎週 火曜日 |
『COFFEE HOUSE ドリアン』は四十年つづく老舗の喫茶店です。
現在はご店主さんお一人で昔ながらの”喫茶”を守り続けていらっしゃいます。
クラシック音楽が流れる店内には大きなカウンター。
「ここで会えると思ってた」
常連さん同士が約束もなく会える場所のようでした。
カウンターに肩を並べて”いつもの”注文。自然と会話に花が咲きます。
テーブル席もあり、庭を眺めながらのんびりできる店主さんおすすめの席も。
お店の中央には、雑誌や年季のはいった漫画がずらり。
あっ、石油ストーブにケトル。かわいい。
悩みに悩んで、この日は出窓の横にあるテーブル席に。
出窓っていうだけで嬉しくなってしまうので不思議です。
サンドイッチの誘惑を振り払い、やっぱり朝はモーニングセット(¥550)を。
トースト、ゆで卵、コーヒー。潔いシンプルなセット。
モーニングを始めたころはゆで卵ではなくミニサラダだったそうで。
「男性って野菜が好きじゃない方が多いでしょ。残しちゃう人が多かったからゆで卵にしたの」
それからはこの三点がモーニングメニューです。
「パンが美味しいんじゃないの。バターが美味しいの」
そう穏やかに笑うご店主さん。
『美味しいものを提供すれば口が覚えてくれる』修業先でそう教わり、トーストに塗るのはこだわりの純バターです。
バターだけで食べてもいいと思えるほど、甘さを感じてしまう濃厚さ。
「ね、美味しいでしょ。マーガリンじゃダメなのよ」
口が覚えた瞬間でした。
COFFEE HOUSE ドリアンという喫茶店
ご店主さんは勤めていた会社を辞め、33歳のときに『COFFEE HOUSE ドリアン』をオープンされました。
当時はお昼休憩や仕事帰りのお客さんたちで賑わったそうで、大雪が降ろうと人々が集まる憩いの場になっていきました。
それから四十年。
お客さんとの忘れられないエピソードもあったそうです。
大きなキャリーバッグを店に忘れて2日後取りに戻ってきたお客さん。
「こんな大きなものを忘れたお客さまは初めてだったかな。いつ忘れたことに気づいたのかしらね」
帰り際、福井の水道水を持って帰りたいとポリタンクを持ってきた大阪ナンバーのお客さん。
「よほど福井の水が美味しかったみたいでね」
ちゃんと満タンにして渡したというご店主さんの粋なはからいは、この喫茶店の居心地の良さの理由なのだと思いました。
自分が生まれる前から、ずっと続いている喫茶店。
きっとおじいちゃんやおばあちゃんの青春がここにはあって、
きっとお客さんそれぞれがこの場所での思い出を持っているのだと思います。
いつか私もカウンターに座って、そんな思い出話をお聞きしたいです。
早起きした朝は
喫茶店モーニングを満喫して、お店を出るときはまだA.M.10:30。
充分贅沢したと思ったのに、お昼も夜もまだまだ楽しめる…。やったー!
早起きした自分に感謝しつつ、珈琲を飲みながら考えた丸一日贅沢プランを実行です。
早起きしてしまった休日の朝、
四十年の歴史を感じながら1日を始めてみるのはいかがでしょうか。
ちょっとおまけ
新しい赤のメニューになる前、黒のメニューも見せていただきました!
そして現在では珍しい、店名の入ったマッチ箱。
取材にご協力くださったご店主さん、本当にありがとうございました!
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