こんにちわ!
前回、各種お米の特徴と
苗植えまでの作業をレポートしましたが
今回は、山間部ならではの
稲作の工夫や農業における
色々な問題について
書いておこうと思います
山間部ならではの工夫
佐々木家の田んぼでは
山から流れている清流を用水路に流し
田んぼの水が少なかった場合
用水路から取り入れ
逆に、田んぼの水が多すぎたら
用水路に排水できるようになっています
↑ の写真は用水路と田んぼの高低差を利用して
田んぼの中の水を排水している様子です
赤丸で囲った場所は普段
石や土砂袋でふさがれています
↑ の写真は田んぼに水を入れるための用水路です
写真でお気づきの方がいられると思いますが
写真真ん中のから右上に向けてトタン板が設置されていますが
これには理由があります
山間部の清流は非常に水の温度が低く
夜にもなると5度近くまで水温が下がってしまいます
この温度のまま、田んぼに水を入れてしまうと
苗は急激な温度変化に弱いため
青丸で囲った苗たちが枯れてしまいます
そのため、トタンの第2の用水路を作り
田んぼの土壌の熱で水温をあたためてから
水を取り入れてます
おじいちゃんの長年の知恵のらしいです
有害鳥獣類による被害
近年、農業の有害鳥獣類による
被害が増加しています
主に、稲作に被害を与える動物達は
イノシシ
サル
ハクビシン
カラス
等など多岐にわたります
原因としては、
近年、暖冬の影響で積雪量が減少し、
イノシシなどが生息しやすなった事
私たちの食生活が豊かになり
収穫しない農作物や食べ残しが屋外に放置され
栄養価の高いエサが人里周辺で食べられるようなったことで
頭数増加につながっているようです
カラス対策
カラスは
田んぼの中にいる虫やオタマジャクシを食べるため
田んぼで悪さをするんです
まだ根が定着していない苗を踏み倒したり
苗をおもちゃにして遊んだりするんです
そこで、うちのばぁちゃんが考えた対策です
↑の写真の様に田んぼの周りに竹の棒を均等に挿し
カラスには識別できない色の黄色の糸を
棒に巻きつけて対面の棒に糸を張っています
これを田んぼ一面に黄色い糸を張り
カラスが、田んぼの中に入らないようにしています
イノシシ・ハクビシン・サルへの対策
一番の対策としては田んぼの周りに
電気柵を設けることにより防ぐことができます
触ると人間でも結構痛いです
でも、この方法では追い払うことしかできず
このままだと有害鳥獣類の生息数が
増え続けることになります
イノシシの捕獲
生息数を減らすには
狩猟を行うしかないわけです
その方法1つとして箱罠という方法があります
↑の写真はイノシシ捕獲用の箱罠です
じぃちゃんは
年間、20頭以上のイノシシを捕獲しています
それでも、結構な数なんですが・・・
年々イノシシの数は増え続けているようです
注意:無資格者の狩猟は罰せられます
自治会の許可や狩猟者登録を得て行っております
最後に、
2週にわたって田植えについて
レポートしてきました!!
農家の抱える悩みはいくつもあります
政府の減反政策、温暖化の高温による影響
上記でも取り上げた鳥獣有害類の被害などなど
でも、それにも負けず
じぃちゃんばぁちゃんらが幾度の手間と
愛情をこめて米作りをしています
美味しいお米をみんなに安心して
食べてもらえるようにがんばってます
米どころ新潟県ばかりが美味い米を
作ってるわけじゃないんです
福井県米はぜんぜん負けてません!!
むしろ、福井県米は日本一美味いといって
過言じゃないはずです
みんなで福井県米を食べてもらうことで
福井で農業をしてるひとを応援することにつながると思います
みんなお米食べ手くれるとうれしいなぁ!
それでは、また機会があれば
稲刈りのレポートを届けたいと思います!
Twitter @sinq0214にて
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