メガネの聖地発祥の名品「眼鏡堅パン」は福井のおみやげや贈答品におすすめ

こんにちは、ライターのアツコです。

地元の人間は意外と地元の名品を知らない。

これは、多くの人に言えることではないでしょうか。

「秘密のケン〇ンSHOW」などで自分の地元が取り上げられても「ないない、そんな習慣はない」「地元の名品なのは知っている。しかし、食べたことがない」「ソウルフード扱いされていたが、ぜんぜんソウルフードじゃない」・・・番組が放映されると、ブログやTwitterにこのような感想が飛び交います。

確かに、地元の名品(特に食べ物系)って、旅行番組や各県紹介番組で取り上げられるほど、地元民は食べていなかったりしますよね。

地元の人間は、わりと地元の名品に触れたことがない。
けっこうありがちなことだと思います。

かく言う私(not福井県民)も、地元のものは「そこまで頻繁に食べないし、あえて買わないよ」という派閥の人間です。でも、地元のものはあまり買ったり食べたりしなくても、他の地方の名品は嬉しかったりするわけですよ。福井県の知人や友人からいただいた名品の中にも、「これは面白い」「これは嬉しい」という名品がたくさんありました。

福井県外の人間の視点で、「これは面白い」「嬉しかった」という福井県の名品情報を感想つきでご紹介します。
今回は「眼鏡堅パン(眼鏡堅麺麭)」を取り上げました。


眼鏡堅パンとは?

出典:https://echizenyumekobo.com/

「眼鏡堅パン」は、眼鏡の形をした固いパンです。眼鏡フレームそのままの形なので、固焼きのちょっと厚いビスケットのようにも見えます。

福井県は眼鏡をかける人間にとっては、聖地のような存在です。国内の眼鏡フレームの95%を福井県鯖江市が製造しています。パソコン眼鏡や視力矯正用の眼鏡をかけている人は、仕事や勉強の面で福井県にはとても助けられているわけですね。福井県鯖江市は、イタリアや中国とならぶ、世界トップクラスの眼鏡の名産都市になります。

そんな眼鏡の聖地(正確には眼鏡フレームの聖地)である福井県発のパンが「眼鏡堅パン」です。眼鏡の聖地的な県だからこそ、名品を名品にしてしまった面白い例になります。おみやげとしていただいたとき、正直な話「なぜ眼鏡・・・」と思ってしまいましたが、福井県の眼鏡製造シェアを知れば納得です。

眼鏡堅パンの製造元と歴史

眼鏡堅パンは福井県鯖江市のパン屋「ヨーロッパン キムラヤ」が製造しています。

ヨーロッパン キムラヤさんは、大東亜戦争の際に陸軍歩兵部隊の保存食を作っていました。その名も「堅麺麭(かたぱん)」。現在もヨーロッパン キムラヤさんは戦時中の保存食として製造していた堅パンを、「軍隊堅パン」として製造しています(もちろん、他のパンも作っていますよ!アンパンなども人気です)。

堅パンは、江戸時代頃に日本へもたらされたと言われます。戊辰戦争の頃にはすでに携帯食料として食べられており、北海道の函館あたりには堅パンの製造工場もあったそうです。北海道と福井には昆布を通して結ばれた固い絆があるので、堅パンの流入ルートについては、ちょっと歴史に想いを馳せてみたいところがあります。

福井と北海道の昆布の絆&歴史については、ナオヤさんの記事が詳しいです。ぜひ読んでみてください。

https://fukublo.jp/etc/2020/02/02/32147/

堅パンはその後、「カロリーや栄養不足を補うため」「あごの発育に良いのではないか」と一般家庭や工場などでも取り入れられ、北九州市などの名物になりました。なお、堅パンは英語圏で「ハードタック」や「アイアンプレート」と呼ばれるそうです。それだけ堅いということですね。

眼鏡堅パンを売っている場所、値段

眼鏡堅パンは一部のサービスエリアやギフトショップで購入可能です。他には、ネット通販でも購入できます。県外の人やたくさん欲しい(要するに、周囲に配りたい)という人には、通販の方が便利かもしれません。

眼鏡堅パンの価格は3個で486円(内税)。「たくさん食べたい」「周囲に面白パンとして配りたい」という人には、50個バラで5,500円(内税)がおすすめです。限定品としてハート型の眼鏡堅パンなどもあるので、バラの中にハート形を混ぜておくと、場が湧くかもしれません。

眼鏡堅パンはオーダーメイドも可能です。データ入稿でオリジナルのプリントを入れることもできます。

眼科医が個人病院を開業するときや、眼鏡屋を開業するときなどにいいかもしれません。宣伝ツールとしても面白いですし、話が弾みそうですよね。純粋に「眼鏡が好き」「モチーフものが好き」「ちょっと変わった地方の名品が好き」という人にもおすすめです。もちろん、福井以外の人もオーダー可能ですよ。

眼鏡堅パンを食べた感想

おみやげを開封して最初にしたことは、とりあえず眼鏡堅パンを目元に持って行くことです。眼鏡の形をしていると、とりあえずやっちゃいますよね。福井の知人から「かけた?」と訊かれ「かけた」と答えておきました。眼鏡モチーフなだけに、やってしまう人は多いと思います。

おみやげとしていただいた眼鏡堅パンですが、実際に口に入れるまで「乾パンみたいなもの」だと思っていました。乾パンも保存食。ただ、それほど固くありません。眼鏡堅パンも同じような感じだと思っていたのですが・・・。

固い。
本当に固い。

想像以上の固さにびっくりです。歯を立ててみても噛み切れない。しばらく咥えておいて、ややしんなりしてきたところをいただく感じでしょうか。口に含んでいると、微かな甘さとゴマの風味が素朴でいいですね。紅茶やほうじ茶が欲しくなる味です。味的にはとても美味しく、年代を問わず好まれそうだなと思いました。

ただ、問題は固さです。堅パンという名前から想像していた以上に堅かったです。3分の1ほど食べたあたりであごが疲れてしまいました。アイアンプレートという呼び名に納得。形だけでなく、堅さも眼鏡フレームでは・・・。

越前夢工房さんの商品説明ページによると、「金槌などで割って、噛まずに食べる「細かく砕いて紅茶などに浮かべる」「スープのクルトン代わり」などが正しい食べ方だそうで。商品付属の説明書にもいろいろ書いてくれていたようなのですが、開封してすぐに食べてしまったので、ろくに読まず(はじめて食べる人は読んだ方がいいです)。

当方、生まれてから約40年、虫歯なしで治療箇所なしという歯やあごの健康には自信のある人間ですが、それでも眼鏡堅パンの堅さはしんどいものがありました。さし歯や入れ歯の人には控えた方が良いおみやげかもしれません。でも、形は面白いですし、風味も素朴でgood!歯が健康な人へのおみやげには凄くよさそうです。

福井県外の人間は、もらったときに「どうして眼鏡?」と調べてしまうか、くれた人に確認すると思うので(私も「なぜ眼鏡?」と思って調べた口です)、福井の名品である眼鏡や土地柄を知ってもらうことにも繋がるのではないでしょうか。

余談ですが。ひとつ目の眼鏡堅パンの堅さでこりたので、2個目からは紅茶でふやかしてから少しずつ食べました。個人的には、この飲み物でふやかす食べ方をおすすめしたいです。紅茶などと凄く合いますよ。

福井の名品には「もうひとつの眼鏡」がある

福井の眼鏡は、福井の有名パティスリー「エスポワール」ともコラボしています。その名も「メガネチョコレート」。眼鏡の形をしたチョコレート菓子です。

メガネチョコレートの方は食べたことがないのですが、眼鏡堅パンより歯やあごに優しいのではないかと思います。こちらも県外の人へのおみやげや贈答におすすめ。福井県外の人間としては、こういったおみやげや贈答品は嬉しいものです。

最後に

福井県外の人間が福井の名品「眼鏡堅パン」をご紹介しました。この眼鏡堅パンですが、意外にも、贈答品として贈ってくれた本人(福井県民)は食べたことがないとのこと。冒頭で「意外と地元のものって食べないよね(意訳)という話をしましたが、その通りのオチという感じです。

福井は眼鏡の聖地だと知っていても、意外と食べたことのない福井の人もいらっしゃるのではないでしょうか。県外の人間がご当地の名品をおすすめする。ちょっと変な感じですが・・・。

食べたことのない福井の人は、ぜひお試しください。そして、贈答やおみやげなどにも、ぜひチョイスしてみてくださいね。

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